訓練について

自衛隊の訓練というと、山に籠って戦争の練習をししていると思われる方も多いと思いますが

 

山に籠る(演習)回数は、職種によって年間の回数は異なります。

 

僕のいた部隊では、年間で約7~8回くらいです。

 

実はその他の訓練が1年間の大多数を占めています。

 

僕は武器科という、装備品の維持・修理を行う部隊にいたので、毎日の整備が「訓練」

ということになります。

 

その他、体育・格闘・射撃、寒冷地だとスキーなどの訓練もあります。

 

 

演習ということでお話ししますと

 

正直なところ「時代遅れ」「時代錯誤」と言う他ありません。

 

ロシアのウクライナへの侵攻のニュースの映像や、YouTubeなどでも最新兵器の紹介動画などがありますよね?

 

例えば、現在ではドローンによる偵察・攻撃がありますが

僕の部隊ではドローンに対する対処などは一度も訓練していませんでした。

 

おそらく実践でドローンが飛んで来たら、物珍しくて見学しに行って皆、やられてしまうんじゃないですかね?

 

それと、「歩哨」という見張り

駐屯地でいう、警衛隊・門番みたいなものがありますが

夜間、真っ暗な演習場の中で裸眼で敵を見つけるんですよ。

 

敵はおそらく、暗視眼鏡をつけて敵地に侵入してきます。

どちらが早く気付くかなんてちょっと考えたらわかることですよ。

 

敵地に潜入する兵士は特殊部隊の可能性が大です。

 

勝てませんね。

 

だって見えないですからw

 

 

1つの訓練が終わるとAARという反省会が行われます。

その都度、この件について意見が上がりますが改善どころか回答すらありません。

 

僕は自衛隊の演習の3分の2は無駄な時間だと思っていました。

 

上層部は、口を開けば「基本・基礎」

もちろん大事なことです。

 

じゃあその基本基礎を何年やってるんですか?

もう20年くらい続けてませんか?

 

いつになったらそこから抜け出すのでしょうか。

 

例えば新隊員~5年程度の隊員については、基本基礎は重要です。

内容的にもいいことを言ってます。

 

だけど入隊から30年経っても「基本基礎」と言われつ続けたらあきますよw

 

もういいんじゃないか?

その段階を踏んだものは次のステップに進まなければ、実戦で使い物にならないんじゃないか?

 

僕はずーっと思っていました。

 

僕は無駄に時間を過ごすのが嫌いです。こういったこともあって早く辞めたいなと思っていました。

 

近年入隊した後輩たちもYouTubeなどで世界の兵器などを見ています。

 

何も考えないで、こういう映像も見ずに言われたことに誠実に答えるものもいれば

「こんなので勝てますかね?」と聞いてくる隊員もいます。

 

正直なところ、勝てるかどうかはわかりません。

 

でも、お決まりのシナリオに基づいた訓練ばかりでは、奇策を打たれたら負けるでしょうね。

それもいとも簡単に。

 

僕はこういった問いに対しては

自衛隊の訓練は戦争のためじゃないんだ。戦争にならないように訓練していることをアピールして侵攻を防いでるんだ」

と答えていました。

 

 

こういった訓練内容になってしまうの原因は何なんでしょうね?

 

予算がなくて暗視眼鏡などが行き渡らないのが原因なのでしょうか?

僕の部隊には1つもなかったです。

 

僕も含めて、部隊で数名は必要性を感じて暗視眼鏡を買ってましたけどね。

あるとないでは大違いでした。

 

まー、訓練に関しては無駄な時間だったなと思います。

 

次回のブログでは、良かったところを書こうと思っていますけど。

 

 

 

 

この暗視眼鏡については、自費で15万円くらい使いました。

本当に持っててよかったと思いました。

 

もし現役自衛官が読んだのなら、あった方が良いのはわかってもらえると思います。

 

そして、僕がこういった額もすぐに出せるのは投資をしていたからです。

今はスマホでも簡単にできます。

 

下に貼ったバナーはその一例ですが、投資の前にまずはこういうことに足を踏み入れるために少しだけ勉強してください。

 

今は簡単に回答が見つかります。

 

普通に働いても預金は難しいと思います。

 

円安の今だからこそ、少しでも家計の足しになる案件なんて本当はいくらでもあるんです。

 

 

[http:// ]