入隊を考えている人へ
自衛隊ってどんなところ?
っていう問いに一言で答えるのは非常に難しいです。
いろんな観点がありますので。
一つだけ確実に言えるのは
「人の集団である」ということです。
個の持つスキルを集団として発揮するのが自衛隊なんじゃないかなと思います。
自衛隊では体力検定・射撃検定などの検定が年一度行われます。
体力検定だと、1級から6級+級外
射撃検定だと、特級から3級+級外
の等級で評価判定されますが、できればこれはみんなが1級や特級が望ましいです。
でも、必ず級外の隊員が生まれます。
体力検定でいうと、病気やケガで致し方ない人もいますが
それ以外は本人の努力不足の一言に尽きます。
自衛官である以上、体力は基本です。
僕がいた武器科では整備に対する知識や技術も大切ですが
それは、昼夜問わずどんな天候でも必ず作戦行動に装備品を100%使えるようにしなければなりません。
整備中に眠気が襲って紅葉とも、戦車から銃1丁足りとも作戦に欠くことが無いように整備を実施します。
それなのに、体力練成を怠ってしまうのはいかがなものかなと僕は思っていました。
いるんですよ。
本当に昔
僕が入隊してしばらくは、体力検定に落ちていても、裏で操作して合格させていることもありました。
今はそういうことはないと思いますし、僕がいた部隊では厳正に行われていました。
各種検定に合格しなければ、昇任にも響きますし
昔は、級外でも定年までには確実に曹長までは昇任していました。
今は2体力検定に受からないために2曹で定年を迎える人もいます。
これから入隊を考えている人は、体力がなければ3曹に昇任はできません。
前期教育である程度、体力の向上はできますが
その分、入隊時に体力がない人は苦労する期間になると思います。
上に「自衛隊は人の集団」と書きました。
部隊に配属になっても、いろんな人がいます。
僕も現役時代は、マラソンやトレイルランの大会に出ていました。
逆に週末は飲み歩いたり、パチンコに興じる隊員もいました。
自分が苦手を感じるものあっても、必ず力になってくれる先輩や同僚がいるので
早くそういう人を見つけて身が手を克服していかなければ、自衛官としての将来は暗く短いものになります。
整備の能力は高いのに、体力検定に合格できないため
3曹に昇任できずに辞めていった後輩をたくさん見てきました。
もちろん体力だけではないんですけど、基礎的なものなので軽視することなく取り組んでいってもらいたいと思います。
運動が苦手な人が、やらなきゃ!と思い立ってまず陥りやすいのが
運動強度の誤りとアイテム選択ミスもあります。
最初は、歩く程度から1~2か月後に呼吸が乱れない程度のランニングでもものすごい効果が得られます。
際旅からゼーゼーするほどのランをしてもただただきついですよね?
きついから長続きしない→故に結果も成果も出ない。
自衛官の中にも残念なことに根性論で体力をつけることができると真剣に信じている人もいます。
はっきり言ってバカですよ。
ただ体を壊す可能性を高めるだけです。
こういった部分の知識をもっている人もいますの早く向付けてくださいね。
それと同時に重要なのがアイテムです。
これは1回で自分に合うものを見つけることができることもあれば
試行錯誤を繰り返して自分に合うものを見つける場合もあります。
僕は、軽量でクッション性が高いものが好みですし
その方がタイムも出ました。
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