五ノ井里奈さんについて

福島県の駐屯地に所属していた女性自衛官、五ノ井里奈さんが受けたセクハラについて少し思ったことを書きます。

 

先に言っておきます。

 

僕はめちゃくちゃ中立な人間です後輩からの苦情があれば、内容を聞き

誰が悪いのか精査して、部隊として悪いと判断すれば、しっかり中隊長などに申し出て謝罪してもらっていました。

 

 

今回の五ノ井さんのセクハラの件については「セクハラ」というものが自衛隊内でも本当に問題になるということを痛烈に認識させた良い例になると思います。

 

僕が入隊した約30年前はセクハラなどという言葉はありませんでしたが

とある部隊長が、運転中の女性ドライバーの太ももを触り

部隊の中だけだったけど問題になり、隊長が朝礼で土下座したことがありました。

なぜこんな昔の話を持ち出したかというと、要はセクハラという言葉があろうがなかろうが、その行為が悪いことだと認識があればしっかり謝罪する人もいるということを伝えたかったからです。

 

郡山駐屯地には、特科と高射特科があるようですが

僕の予想ですけど、五ノ井さんが所属していたのは特科だと思います。

 

高射特科は比較的古くから女性が勤務していますし、思考のしっかりした人が多かった気がします。

ですが、特科はその昔は女性隊員が勤務しておらず、僕が入隊した前後で女性が勤務し始めたような気がしますし

 

ちょっと思考が子供っぽいというか,、なんとなくアレな人が多い印象でした。

 

なのでセクハラの始まりがこういった雰囲気のバカなノリからエスカレートしていったんじゃないのかなと思っています。

 

もう一つついでに、あれだなーと思った職種は「施設」です。

 

本当にアホが多いです。

 

ただ、特科とは違って面白いんですよ。

それに女性もいるけど、時と場合はわきまえたアホノリするように思います。

 

僕が接したことがある、特科の幹部も残念な人が多かったです。

どれくらい残念かというと、会話が成り立たない人もいました。

 

なので、こういうことがあっても不思議ではないし、それをどうやって大隊長に報告して良いのかわからない中隊長だったのかもしれないなと思います。

 

いずれにしても、上司としては失格ですね。

重処分を望みます。

 

五ノ井さんが受けたセクハラについては、自衛隊を擁護できません。

〇〇ハラスメントについては、受けた本人がどう感じたかが重要ですし、内容も酷いものでした。

 

それともしかしたら、普段は何気なく聞き流せる言葉も、一度こういった体験をしてしまうと全てをそう感じてしまうこともあったのかもしれません。

 

これについても、擁護できません。

 

 

ただ、先日上がった五ノ井さんのツイートで気になったものがあります。

 

9月27日のツイートで、退職時に同意書を書いたそうですが

これについては、規則上の拘束力はありません。

 

提出したくなければ提出しなくてもよいものです。

ただ、こういった親の同意を得ておかないと、追々「辞めさせられた」と騒がれる事態になったら面倒なことになるので、書いてもらう部隊は多いと思います。

 

このツイートに対するリプで「それは法律上なんの効力もない」というようなものも見られますが、そうれはそう。

 

法律的な効力はなくても、その組織を辞めるにあたっては、その組織の規則に基づいた手続きを踏むのは当たり前だと思いますし

 

もしそれが不服であるならば、その旨を申し出るのが当然だと思います。

 

さらに同意書についてはあくまでも「例文」であり、一字一句その通りに書いてもらう必要はありません。

 

僕が五ノ井さんの父だったとしたら

「私の娘、五ノ井里奈は所属していた部隊からの集団的なセクハラ及び、強姦まがいの行為を受けており、耐え切れず退職したいと私に申し出ました。その意思に当然ながら同意します。」

 

というような文言にしますね。

 

これについても、中隊長や部隊の人事陸曹がそういう説明しなかった

若しくはできるほどの知識がなかったことには疑問を感じますし

知っていて、説明をしなかったとしたら悪意を感じますね。

 

おそらく、この同意書の件について出さなくてもよいとか、例文はあくまでも例文だったっていうことを知らなかったと思います。

 

いずれにせよ、この部隊は最悪の体質です。

擁護できる部分は一つもありません。

 

五ノ井さんに関しては、こういった訴えを世間に出したことについては良いと思います。

 

僕が心配なのは、こういった話には必ず反自衛隊の声が届きます。

彼らの思想は極端です。

一例をあげるなら、ミサイルを撃ち込まれようが「まずは話し合い、外交努力で解決しましょう」というものです。

 

お前が行け。お前が仲良しになるように話をつけてこい。

と思います。

 

絶対に無理なんですよ。

これは言い切れます。話し合いで解決するなんて100%できません。

 

こういった偏りすぎた思想の人間に感化されて、おかしな方向に進まないことを望みます。

 

あくまでも五ノ井さんが訴えていることはセクハラ事案です。

その他の政治的・組織的な部分にまで物言うのは間違いですし

こういうことになったならそれは活動家です。

 

たかが1年程度自衛隊で勤務したからと言って自衛隊の全部を知っているなんてことは常識的に考えてもあり得ない話です。

 

五ノ井さんが受けたセクハラについて、僕個人として思うのは圧倒的に五ノ井さんが所属していた部隊が悪いです。

 

五ノ井さんが争う争点はその点と、部隊の隠蔽体質です。

それ以外にまで言及するようなことにならないことを切に願います。

 

 

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