着隊翌日からやるこ

爆音のラッパで叩き起こされました。

 

びっくりして目を覚ますと、班長が入口に立っていました。

 

「今日はいいけど明日から点呼するから。その要領については後で練習する」

とりあえずみんなで飯に行けということなので、またバラバラのジャージで厨房へ。

 

2種類のパンと飲み物が並んでいましたが、パンを取ったら朝飯は食べれないらしい。

 

普通にみんなで飯を食えといわれたので、またお盆を取って並びます。

 

朝飯が終わって部屋に戻って一息ついていると、班長が入ってきてその日のスケジュールを教えてくれました。

 

今は8時15分から家業開始ですが、昔は8時からでした。

その日のスケジュールは

・ 要員紹介

・ 朝礼の練習

・ 基本教練

・ 昼食

・ 基本教練

・ 点呼の練習など

・ 終礼

・ 夕食

・ 入浴

・ 夜の点呼の練習

・ 消灯

びっしりです😅

 

この基本教練というのは「気を付け」や「休め」、「右向け右」など自衛官らしい動きの練習です。

 

これは週末に控えた入隊式の練習も兼ねています。

この数日の基本教練の練習で、恥ずかしくないくらいに仕上がります。

厳しいこともありません。

 

なぜなら、まだ入隊前のお客さん扱いだからです。

 

この基本教練である程度、差がついてしまう人もいます。

「なんでこんなことできないかなー・・・」と思ったり。

 

全員ではありませんが、この時にできるできない

この後の練習で、できるようになるならないは結構大きなものになっていきます。

 

鈍い人はなかなかうまくなりません。

それがうまくいかなくてもいいんです(よくはないけど)

 

できないなら努力するのか・しないのかが重要です。

 

スケジュールはびっしりに見えますが、慣れると時間を作れます。

その時間や、休憩中にコツを聞いて回ったりするのが大切で

できないものをできないまま済ませようとするのが良くありません。

 

それはどの職業でも同じですが、手段生活・自衛隊の中では意味が違ってきます。

 

教育を受けている中で、一体感・連帯感が醸成されていきます。

成長や吸収についても同じ速度で進むのが良いと感じていきます。

そんな時「俺はできなくていいや」と何の努力もしなような人間性だと

「協調性がない」と判断されるし、実際にその部分は欠如していると思います。

 

僕の班にはできない奴も最後までできない奴もいましたが、家業外の時間を使ってできるように努力していました。

 

これと並行するように、戦闘服や制服、半長靴などいわゆる「被服」のサイズ合わせと

階級章や名札の縫物をしていました。

 

こういった、班長のいない時間は同室の人間との会話が生まれる時間になってました。

もちろん、コミュ力の高い人はお構いなしに話しかけてきましたけど。

 

入隊式に向けて、自衛官としての準備と同時に同期の絆の基礎も出来上がってきました。

 

 

 

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